FXで自作システムトレードをする場合に選ぶべきFX業者

FX業者

FXで自作のシステムトレード(シストレ)を作る場合、どのようなFX業者を選べばよいか迷いませんか?

この記事では、シストレを作るときの手法とそれに対応しているFX業者を比較し、どのFX業者がおすすめかを説明します。

【2021年2月7日追記】
2021年1月29日にOANDA Japanが利用条件について変更しました。
条件についての記事を上げていますのでそちらの記事もご確認ください。

FXで自作システムトレードをする場合に選ぶべきFX業者

結論から言うと、まずはシストレをどのプログラミング言語(MQL、Python、C#、Javaなど)で開発をするしても対応できる「OANDA Japan」から始めることをオススメします。

実際、リアル口座開設前にデモ口座も簡単に作れるので、自分で納得がいくシストレができた後でリアル口座を申し込んでもいいと思います。

自分でシステムトレードを作る場合の選択肢

自作シストレをする手法の種類

まず、自分でシストレを作る場合、大きく分けて以下の方法があります。

  • MetaTraderを利用
  • 業者が提供するAPIを利用

MetaTraderを利用

MetaTrader

MetaTrader(メタトレーダー)とは、ロシアのMetaQuotes Software(メタクオーツ ソフトウェア)という会社が提供・開発している世界的にポピュラーなFX専用の総合開発プラットフォームです。

メタトレーダーには現在、MetaTrader4(以降、MT4)と、MetaTrader5(以降、MT5)とがあり最新のMT5が主流かと思いきや、言語のシンプルさや対応しているFX業者が少ないことから、MT4が未だに根強い人気です。

開発にはMetaEditor(メタエディタ)というエディタを使います。

MetaEditor

MQL(MetaQuotes言語)というC言語をベースとした独自の言語で、EA(エキスパートアドバイザー)というプログラムを作ります。

そのEAを動かすことで独自の自動売買のプログラムを稼働させることができます。

メリット・デメリット

メタトレーダーを利用するにあたって、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
  • 高機能なIDE(総合開発環境)が用意されている
  • 先駆者たちが残してきた技術的な情報が、ネット上に豊富にある
  • EAを作った後のバックテスト(検証作業)が容易にできる
  • 他人が作ったEAも販売されており、EAを取り込むだけで使うことができる
デメリット
  • 言語的に若干古く、最近の言語のような柔軟性がない
  • 実際に作成したEAを運用稼働時はWindowsのサーバーが必要。 (Linux系のレンタルサーバより若干割高)
  • Macでの開発ができない

業者が提供するAPIを利用

API(Application Programming Interface)とは、サービス提供者(この場合、FX業者)が、そのサービスを利用するために提供するインタフェースのことです。

ここでいうサービスとは、今回のFXの自動売買プログラムを作る場合でいうと、

  • 為替の情報の取得
  • ポジションの情報取得
  • 通貨ペアの売買処理 などなど

がそれにあたります。

また、提供されるインターフェイスの種類として、一般的且つ最も汎用性が高いのが「Web API」と呼ばれるもので、Webを通じて利用できるAPIなので、開発する言語に依存せず呼び出せるので非常に便利です。

メリット・デメリット

業者が提供するAPIを利用するにあたって、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
  • WebAPIで提供されている場合、得意なプログラミング言語を使って開発ができる
  • 選定するプログラミング言語により、Linux系の安価なレンタルサーバで運用が可能
  • WindowsでもMacでも開発が可能
デメリット
  • 為替の監視、チャート表示やバックテストなどは自分で工面(実装)する必要がある
  • ネット・書籍含め情報が非常に少ない

自作シストレ対応のFX業者の比較

次に、「メタトレーダーを使った自作トレードが可能な業者」、又は「APIを提供している国内のFX業者」は以下の通りです。
※海外業者は、自作シストレ作成・運用時のトラブル時の手間などを考慮し、今回は除外させて頂きます。

FX業者MTAPIデモ
口座
通貨
ペア
スプレッド特徴(主にデメリット)
OANDA JapanMT4
MT5
25
(NYは71)
通貨依存初回入金:10〜20万円。
デモ口座30日間。(2021/2/1より)
SAXO BANKMT4158変動性MT4:初回入金100万円。
API:初回入金1000万円。
デモ口座20日間。
DUKASCOPYMT448(API)
38(MT4)
変動性デモ口座30日毎更新要。
APIはJavaのみ。
取引手数料要。
外為ファイネストMT4×30変動制デモ口座30日毎更新要。
FOREX EXCHANGEMT4×25変動性自社提供EAは利用料要。
初回入金10万円。
EZインベスト証券MT4×29変動性デモ口座30日間。

OANDA Japanは、初回入金が10万円(Proの場合、20万円)必要なものの、通貨ペアも多く、様々な開発手法をサポートしており万能です。一部の主要通貨ペアは、スプレッドも原則固定制で安心です。オススメです。(デモ口座が2021/2/1より、30日のみとなりました。)

SAXO BANKは、対応通貨ペアが多く、MT4・API共に対応しているのですが、初回入金額が高めとなっており、資金をある程度持っている人でないと厳しいかもしれません。

DUKASCOPYは、デモ口座のアカウントが30日毎に更新する必要があるのと、APIがJavaなので開発言語がJavaに限定されてしまいます

外為ファイネストは、デモ口座のアカウントが30日毎に更新する必要があります。2020年12月17日にMT4を対応している「MT4 ZERO」を2021年2月にサービス終了し、MT5のサービスに移行するとのお知らせがありましたが、問い合わせが殺到し継続することになったようです。
今後もまた急なサービス終了などの話も出る可能性もあるので要注意です

FOREX EXCHANGEは、初回入金が10万円必要です。有料で「俺のEA」というこの会社独自のEAを使うことができますが、運用費のかかるMT4且つ、「俺のEA」利用で更に費用上乗せして利益が上回るのかと考えると厳しいかもしれません

EZインベスト証券は、デモ口座は30日で切れます。通貨ペアが多めですが、スプレッドが変動性な上に若干広めです

まとめ

各社、メリット・デメリットありますが、

MT4・MT5・WebAPI(Python、C#、Javaなど開発言語の選択は自由)

がデモ口座でも好きなだけ実装できる、「OANDA Japan」からまずは始めるのがよいと思います。

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