2021年1月29日にOANDA Japanの利用条件が変更されました。
【重要】デモ口座の利用期限およびオーダーブックインジケーター、APIの利用条件変更について
一体、何がどのように変わったのでしょうか?
変更された内容を、要約してわかりやすく説明していきます。
(個人的には、私の人生初のブログ投稿した前回の記事を出したとほぼ同時のニュースだったのでショックでした(泣))
OANDA Japan の利用条件改悪内容について

今回の利用条件変更について、簡単にまとめると以下の内容になります。
これまで | 変更後 |
---|---|
デモ口座は無制限で使える | デモ口座は30日間のみ使え、その後ロックされる。 本番口座での条件クリアでロック解除可能。 ・ステータスがゴールド(前月取引がUSD50万相当以上) |
デモ口座でもAPI開発が出来る | デモ口座でAPI開発は出来ない |
デモ口座でMT4/5の開発が出来る | デモ口座でMT4/5の開発が出来る(変わらず) |
本番口座でAPI開発が出来る | 本番口座でAPI開発は出来るが、条件をクリアする必要がある。 ・口座開設後、翌月末までは利用可能 ・ステータスがシルバー(前月取引がUSD1万相当以上)以上 ・NYプロで口座残高が25万円以上(変わらず) |
それでは、細かい内容を説明していきます。
デモ口座の利用期限について
これまで無期限だったデモ口座に新たに利用期限が設定され、デモ口座開設後30日間のみとなります。
30日経過後にデモ口座はロックされ、60日以内にロックの解除されなかった場合は完全閉鎖され、2度と使用できなくなります。
ロックは以下の方法で解除できます。
ステータスは前月の取引状況によって変化するので、最低でも2ヶ月に1度はステータスをゴールドにしてないないと、デモ口座は使えなくなるということになります。
オーダーブックインジケーター・APIの利用制限について
会員ステータスにシルバー追加
今までレギュラー・ゴールドの2種類だった会員ステータスに、新たに「シルバー」が追加されます。

サイトの説明によると、会員ステータスの判断ルールは以下のようになっています。
例えば、USD/JPYを0.01Lots(1000通貨)で売買(買って売る)場合、取引量は2000になるので、シルバーになるには最低でも5回(USD10,000/2,000=5)の売買が必要ということになります。
(因みに、ドル以外の通貨の場合は一度ドルに換算して計算されるそうです。)
これが少ないか多いかは、行っているトレード手法に依存するのですが、運営側として考えると「普通に使っている」というラインとしては妥当かと思います。
デモ口座でのAPIの利用不可
デモ口座でのREST APIが利用できなくなり、本番口座のみで利用可能となります。
これにより、「ちょっと試しにデモ口座でPython使ってAPIを使ってみる」などができなくなります。
オーダーブックインジケーター・APIの利用が本番口座開設日の翌月末まで
これまで無条件で利用できていた、オーダーブックインジケーター・APIが口座開設翌月末までしか利用できなくなります。
継続してオーダーブックインジケーター・APIを利用するには以下の条件クリアが必要となります。
会員ステータスのシルバー(Silver)は、USD1万以上/月の取引が必要なのでAPIを利用するには、月間これ以上の取引が必要となります。
但し、移行期間として2021年1月31日以前に口座開設された場合には2月28日まで会員ステータスにかかわらず利用できます。
まとめ
正直、作り手の楽しみのひとつがこのAPIだったので、デモ口座での検証ができなくなることや、OANDAの最低基準(シルバー)までの利用の強制は辛いものがあります。
ただ、OANDAのAPI(REST API)は非常に使いやすく、今回の改悪によりもう使わない割り切るには時期尚早かなと思っています。むしろこれまでが待遇が良すぎた感はあります。
メタトレーダーに関しては、他社と同等やそれ以上のサービスは継続して利用できるので、APIを付加機能と考えれば十分まだまだ、OANDA Japanで攻めていけると思います。
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